スタイロフォーム(デュポン・スタイロ)

公開日:2024/04/24 最終更新日:2024/10/09
スタイロフォーム(デュポン・スタイロ)

スタイロフォームは、優れた断熱性能と加工のしやすさにより、多くの施工現場に採用されている断熱材です。20年経っても断熱性能は衰えず、環境にも人にも優しい安心の断熱材として信頼を得ています。この記事では、スタイロフォームの特徴を詳しく紹介しますので、参考にしてみてください。

20年経っても断熱性能は衰えない!

スタイロフォームは、温熱環境を支えて半世紀、多くの施工現場で採用されている断熱材です。20年経っても断熱性能は衰えることはありません。優れた性能や加工のしやすさなどから信頼を得ています。

熱を伝えにくい

スタイロフォームは熱を伝えにくいという特徴があるので、冬の寒さだけでなく、夏の暑さにも有効な断熱材です。また、温度を一定に保てるので、冷暖房のエネルギー消費量を抑える効果もあります。

室内環境を整えるだけでなく、省資源や温暖化の防止にも効果的です。ほかの断熱性と比較しても、スタイロフォームは高い断熱性能をもっています。

優れた断熱性能

スタイロフォームは、ポリスチレン樹脂の薄い膜によって仕切られている、無数の独立した気泡で構成された断熱材です。気泡内に熱伝導率が小さいガスを封じ込め、性能の安定している優れた断熱材であるスタイロフォームが作られます。

気泡内に封入されているガスは、ポリスチレン樹脂の気泡膜を通る速度が遅いため、製造する際に封入された発泡剤ガスは、長期間にわたり発泡体の気泡内に滞留するしくみです。

20年経過しても断熱性能は衰えない

20年経過したあとのスタイロフォームの熱伝導率は、多少のばらつきはありますが、全平均で安定した値を示しています。また、スタイロフォームの気泡内に、発泡ガスが残存されていることも確認されているのです。

とくに冷蔵庫内で使用された場合、冷房負荷の安定により、長期間にわたり熱伝導率が安定され、ランニングコストの安定にも大きく貢献するでしょう。断熱材は一度施工すると、見ることも触れることもできません。建物と共に何十年もの間、使用しなくてはいけません。

スタイロフォームでは、施工後20年経過したあとも、長期にわたり断熱性能が確保されることが確認されています。

水に強く、加工も簡単

スタイロフォームは、水に強く、加工のしやすさによって、多くの施工現場で採用されています。

水を吸収しにくい

スタイロフォームは完全密閉状態の気泡でできています。そのため、水に長時間つけていても表面に水分が付着するだけで吸水量ごくわずかです。水中に浸漬した場合でも、膨潤や変形、軟化、変質することはありません。

軽くて丈夫

スタイロフォームは水の重さの30分の1程度の軽さでありながら、圧縮性に優れており、極めて丈夫です。そのため、集合住宅の断熱構造の床スラブにも安心して使えます。

加工が簡単

市販のカッターや鋸、熱線などでも簡単に加工できるので、省力化工法が可能です。加工が簡単なので、鉄筋コンクリート構造の打ち込み工法や、木造住宅の外張断熱構造も可能にします。

さまざまな派生製品を用意

さまざまなニーズに応えるために、スタイロフォーム材をベースとした派生製品を数多く用意しています。そのため利用するシーンに合わせて、最適なソリューションを提供することが可能です。

環境にも人にも優しい!安心の断熱材

スタイロフォームは、環境や人にも優しい、安心の断熱材です。全商品がノンフロン・グリーン購入法適合・4VOC基準適合のシックハウス対策を実現しました。製造段階においても廃棄物や排出物などを極力削減し、環境や健康に優しい製品づくりを心がけているのです。

また、お客さんが施工の際に不要になった端材を回収し、製品の原料として再利用していくリサイクルシステムも構築しています。スタイロフォームの原料はポリスチレン樹脂です。回収した端材や残材は処理施設にて、さまざまな工程を経て、再生ポリスチレンとなり原料として使用されます。

ポリスチレン樹脂の性質を活かし、自社や契約事業者で発生した端材を再資源化し、資源の有効活用を図っているのです。

安定した品質と供給

スタイロフォームのほとんどは、JISマーク表示認証を受けており、厳しい品質管理体制のもとで製造されているため、安定した製品を届けることが可能です。

デュポン・スタイロは、すべての業務災害を一掃し、環境や健康を害するすべての事象を事前に予防し、工場からの排出物や廃棄物を継続的に削減しています。さらに、デュポン・スタイロの製品のすべてのステージである設計・製造・使用・廃棄において、省資源を推進することを努めているのです。

まとめ

ここまで、スタイロフォームの特徴を紹介しました。スタイロフォームは、優れた性能と加工のしやすさにより、多くの施工現場で採用されているのです。水にも強いことから、外断熱や基礎断熱などにも利用されています。

住宅の屋根や壁などに施工すると、室内の断熱性を高められるので、夏の暑さ対策にも効果的です。また、環境や健康にも配慮されており、厳しい品質管理体制のもとで製造されている安心安全の断熱材といえます。

断熱材選びは、素材選びが重要

快適なマイホームにするため欠かせないのが、断熱性や気密性といった住宅性能です。さまざまなメーカーから多種多様な断熱材が提案されていますが、はたしてどれが良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

断熱材には大きく分けてもグラスウールなどの「無機繊維系」や、セルロースファイバーなどの「木質繊維系」。さらに羊毛などの「天然素材系」や、ポリスチレンフォームなどの「発泡プラスチック系」があり、性能や価格はもちろん特徴もそれぞれ異なります。

そのため選び方としては、生活スタイルや家族の希望、お住まいのエリアの気候に沿うかたちがベターでしょう。ただ1種類おすすめするとすれば、自然素材独自の調湿性能・吸音性・防音性を備えた『木質繊維系』の断熱材を推したいです。とくに身体や環境に優しい家にしたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。

スタイロフォーム(デュポン・スタイロ)の基本情報

会社名デュポン・スタイロ株式会社
住所〒100-6111 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
電話番号0120-113210(フリーダイヤル)

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【ジャンル別】住宅用断熱材

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イメージ
引用元:https://www.germanhouse.co.jp/gutexjapan/

引用元:https://www.decos.co.jp/cellulose

引用元:https://www.pinalform.jp/

引用元:https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/insulation/jneoma/index.html

引用元:https://www.isover.co.jp/

引用元:https://www.itnjapan.com/

引用元:https://www.n-aqua.jp/products/aquaform/
商品名ECOボード(GERMAN HOUSE)デコスファイバー(デコス)パイナルフォーム(松原産業)ネオマシリーズ(旭化成建材)イゾベールシリーズ(マグ・イゾベール)ウールブレス(アイティエヌジャパン)アクアフォーム(日本アクア)
特徴将来劣化する気密シートなどを使用せず、高断熱・高気密を実現新聞紙をリサイクルして作られている業界初のフルプレカットで、現場でのカット加工が不要ノンフロン発泡なので環境にやさしい資源ごみからなるリサイクルガラスが主原料あらゆる箇所に隙間なく充填することができる水を使って現場で発泡させるので人にも環境にもやさしい
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