断熱材選びは健康にも直結!断熱性能以外に注目すべきポイントとは

公開日:2024/04/09   最終更新日:2024/09/06

昨今の住宅業界は、省エネ性の高い家づくりが求められていますが、それを実現させるためにはいくつかの課題に立ち向かわなければなりません。

まず住宅業界の課題として、住宅の寿命の短さが挙げられます。日本の住宅寿命は先進国のなかでも最低レベルとされており、ドイツの平均建て壊し年数が85年であるのに対し、日本は32年と半分以下の年数になっています。

実際に日本では新築から10年で資産価値が半分になり、30年でゼロになるのが一般的です。その要因として考えられることが2点あり、その1つが気密シートを施工することで防湿による壁体内結露対策を行っている影響で、壁体内結露をさらに加速させていること。そしてもう1つが、化学材から作られる建材でできた製品は、新築時は性能がよいが数年後には性能が劣化してしまう可能性があるということです。

前者について、ドイツでは非透湿建材を使用することが建築基準法違反にあたるため、防湿シートのようなものが使用されていません。また後者については、発がん性のある多くの化学材を住宅に使用しており、健康に影響を与える可能性が考えられていることも大きな問題です。

この背景には、日本はかつて茅葺き屋根や土壁といった自然素材で作られた住宅が一般的であったのに対し、現在はローコストで大量生産される化学材に包まれた住宅が一般的となってしまったことがあります。ローコスト住宅はメンテナンスができない家であることも多く、経年劣化に対応できず短期間で資産価値のない家になってしまうのです。

そして断熱業界の課題としては、工務店やビルダー、施主を含め国内全体が断熱材に関する知識が深くないということが挙げられます。2025年には「省エネ基準適合」が義務化されますが、現時点でも断熱性能の測り方が熱伝導率のみで測られることや壁内結露対策の知識、環境に対する意識が先進国と比べると意識が低く、外皮熱貫流率(UA値)から見ても世界から大きく遅れをとっていることがわかっています。

また断熱材の国内シェアは、無機質繊維系の断熱材であるグラスウールが50%以上であり、品質よりも価格で選ばれているという現状があります。グラスウールは安いうえに住宅基準(長期優良住宅等の認定)も容易に適合することが可能であるため、現在住宅業界で多く使われている断熱材なのです。

では、このような課題を解決して長期的に性能が高い家づくりをするためには、どのような断熱材を選べばよいのでしょうか。

長く高い性能を保つことができる家にするためには、十分な性能が確保されながら家の天敵である湿度を調整することができ、自然素材で身体にも環境にも優しい断熱材を選ぶことが大切です。そこでおすすめしたいのが、GUTEX HP(GERMAN HOUSE)です。

呼吸できる壁

GUTEX HPは木繊維断熱材であり、木を原料としている自然素材の断熱材です。そのため木本来の性質である水分を多く含むことができることや、水分を吸ったり吐いたりできることがGUTEX HPにも活かされています。

この性質により気密シートを使用しなくても水蒸気を透過させて呼吸できる壁をつくることができ、壁体内結露を防いで壁内を清潔に保つことができます。

劣化しにくい

自然素材で作られている断熱材は化学材に比べて圧倒的に劣化しにくいという特徴を持っており、GUTEX HPも性能が長期にわたって持続する断熱材です。自然素材は化学材が含まれていないことに加えて、水蒸気の移動を止めないため劣化しにくいのです。

つまり、自然素材の断熱材を使用した家は資産価値が長時間維持されるということでもあります。

高い性能

GUTEX HPは、性能値として評価されない圧倒的な蓄熱力(温度伝導率)を持っていることも大きな特徴です。あらゆる断熱材のなかでも最も高い遮熱力で熱の侵入を12時間食い止めることができ、化学系素材では難しい長時間の蓄熱ができるため温かさと省エネルギーを実現します。

また隙間なく施工できる設計になっているため、気密性能も抜群で気密シートはもちろん、気密発泡剤や気密テープのような化学の気密材を一切使用する必要がありません。さらに断熱材でありながら遮熱性能も兼ね備え、防火認定を取得するなど多機能であることも大きな魅力です。

健康にいい=環境にいい

自然素材は廃棄の際に自然に還るため、GUTEX HPは環境にいい断熱材であるといえます。そして自然に還るということは、人の身体にも悪影響を与えない健康によい素材であるということにもなるのです。

家族が長く、健康にそして安心して暮らすためにも断熱材は自然素材から作られたGUTEX HPを選ぶのがおすすめです。

通気層のない壁構造

GUTEX HPは外断熱材に外装材(モルタル工法)を直接塗りこむことが可能な断熱材でもあります。それにより通気層がない壁構造を実現することができ、さらに直接断熱材を張り増すことが可能です。

これにより長期にわたって断熱性能を維持できるのも、GUTEX HPを選ぶ大きなメリットといえるでしょう。

自然素材で高い性能を持つGUTEX HPで、品質の高い家づくりを

多機能かつ高い性能を持ち、環境にも人間にも優しい断熱材であるGUTEX HPは、日本の家づくりのさまざまな課題を解決してくれる建材です。そこに住む人が長く健康に暮らすためにも、そして未来の地球のためにも、いま一度家づくりに必要な資材について見直すときが来ているのかもしれません。ぜひGUTEX HPの導入を検討し、より品質の高い家づくりを目指しましょう。

GUTEX HP(GERMAN HOUSE)の基本情報

施工箇所
ラインナップ
屋根用、壁用、床用、充填用
問い合わせ方法電話、メールフォーム
営業時間
定休日
10:00~18:00
定休日:土日祝
会社情報GERMAN HOUSE株式会社
埼玉県川口市戸塚東3-2-28