地球温暖化によって年々暑さが厳しくなる日本。住まいを快適な空間にするには、従来の断熱材にととまらず、環境にやさしく夏の暑さを軽減できる断熱材を使用していく必要があります。この記事では「未来の断熱材」ともいわれるシュタイコの特徴や魅力を、断熱性能や安全性、製造工程などのさまざまな面から詳しく紹介していきます。
木繊維が創る、森のような健康な暮らし
まずは、家を森の中にいるように心地よく快適な空間にできるシュタイコの特徴や魅力について紹介します。
木繊維が創る、安心で健康な暮らし
シュタイコは、針葉樹の端材を原料とする木繊維断熱材です。安全面での大きな特徴は3つ。1つめは、ホルムアルデヒドや発がん性物質などの有害な化学物質が使用されていないこと、2つめは、信頼のおける産地の森林のみが使用されていること、3つめは製造中の厳しい管理に加え、第三者機関による原材料の継続的な管理がされていることです。
シュタイコを家の床や壁、屋根の断熱材として使うことで、室内をまるで森の中のような快適で健康的な空間にできるのが魅力だといえます。
シュタイコの魅力3選
ここからは、そのほかのシュタイコの魅力を具体的に3つ紹介します。1つめは、真夏の暑さをシャットアウトしてくれることです。シュタイコは、非常に高い比熱容量と低い熱伝導率に加えて透湿性をあわせもっています。そのため、冬の寒さはもちろん真夏の蒸し暑さからも室内を守ってくれます。また、過度な湿度を遮ることで調湿できるので、冬場は結露しにくいという特徴もあります。
2つめは、防音効果が高いことです。外部から入ってくる騒音を軽減するとともに、家の中の生活音も漏れにくくなっているのが特徴です。3つめは、燃えにくい素材であり燃えても有毒な化学物質が出ないことです。これについては、このあと詳しく解説します。
燃えても安心!環境にも優しい断熱材
シュタイコには燃えにくいうえに、たとえ燃えても有毒なガスが発生しないという特徴があります。まず、高い防火性ゆえに簡単に燃えることはありません。
また、高密度な木繊維で構成されていることによって、もしも火災が発生した場合にはすばやく表面に炭化層を形成して火災が広がるのを防げます。さらに、火災時にも有毒なガスが発生しないことから、非常に環境にやさしい断熱材だといえるでしょう。
建築家が認める! 未来の断熱材で叶える理想の住まい
ここからは、これからの未来を担う断熱材であるシュタイコが叶える理想の住まいと、そのほかのメリットについてみていきましょう。
これからは、冬は暖かく夏は涼しく過ごせるのが理想の住まい
年々暑さが厳しくなる日本においては、冬の寒さを緩和できるのはもちろん、いかに夏を涼しく過ごせる住宅を作れるかが重要なポイントとなっていくでしょう。そもそも、グラスウールなどの従来の断熱材は、寒さ対策をベースに北方から発達してきたものだと言われています。日本でもそれに倣って断熱対策がとられてきましたが、今後は夏の暑さ対策を第一に考えていくことが理想の住まいづくりへの第一歩になるはずです。
先述したように、シュタイコには、高い比熱容量と吸湿性が備わっています。比熱容量は夏場の厳しい暑さを防ぐ重要なカギ。一般的に、真夏に11時間以上高温にさらされた屋根を従来の断熱材で守る場合、室温は30℃を超えてしまいます。しかし、比熱容量の高いシュタイコならば、同じ条件でも約20℃といった快適な室温がキープできます。
また、日本の夏は暑いだけではなく湿度も非常に高いという特徴があります。シュタイコにはすぐれた透湿性があり調湿が可能なので、ムシムシした梅雨や真夏であっても、住まいをカラッと過ごしやすい空間にすることができます。
このように、寒さと暑さのどちらにも対応できるシュタイコを使えば、理想の住まいに一歩近づけるでしょう。ドイツでは「未来の断熱材」とされており、日本の気候にも適しているため多くの専門家もその魅力を認めています。
シュタイコがもたらすそのほかのメリット
最後に、シュタイコがもたらすそのほかのメリットについてもみていきましょう。大きなメリットとしては、次世代に配慮した家づくりができることがあげられます。地球規模で温暖化がすすんでいる昨今ですが、日本においても今後夏の厳しさはさらに増していくと考えられています。
健康を守るためにはエアコンの適切な使用が避けられません。しかし、エアコンの使用量が増えるとともに大量の温室効果ガスが排出されてしまいます。温室効果ガスによりさらに温暖化が進むという悪循環はなんとかして防ぐ必要があります。
シュタイコを使用した家づくりが進めば、家の中で快適に過ごせるのはもちろん、エアコンの使用量も抑えられるので次世代の環境を保護することにつながるでしょう。
また、シュタイコは空気や水などの環境に配慮した製造工程で管理されていることや、梱包材にいたるまでが再利用できる素材でできていることから、サスティナブルで人にも環境にもやさしいのが魅力です。
まとめ
年々夏の暑さが厳しさを増していく日本。快適に暮らすには、冬の寒さを防げることはもちろん、省エネかつ夏の暑さも軽減してくれる断熱材を使った家づくりがポイントとなります。
この記事では、イケダコーポレーションが取り扱うシュタイコの特徴や魅力を、断熱性能や安全性、製造工程などのさまざまな面から詳しく紹介しました。人にも環境にもやさしい木繊維断熱材を使用することによって、環境を守りながら家を森の中のような快適な空間にできる可能性があります。参考にしていただければ幸いです。
断熱材選びは、素材選びが重要
快適なマイホームにするため欠かせないのが、断熱性や気密性といった住宅性能です。さまざまなメーカーから多種多様な断熱材が提案されていますが、はたしてどれが良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
断熱材には大きく分けてもグラスウールなどの「無機繊維系」や、セルロースファイバーなどの「木質繊維系」。さらに羊毛などの「天然素材系」や、ポリスチレンフォームなどの「発泡プラスチック系」があり、性能や価格はもちろん特徴もそれぞれ異なります。
そのため選び方としては、生活スタイルや家族の希望、お住まいのエリアの気候に沿うかたちがベターでしょう。ただ1種類おすすめするとすれば、自然素材独自の調湿性能・吸音性・防音性を備えた『木質繊維系』の断熱材を推したいです。とくに身体や環境に優しい家にしたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。
シュタイコ(イケダコーポレーション)の基本情報
会社名 | 株式会社イケダコーポレーション |
住所 | 〒553-0003 大阪市福島区福島4丁目8-28 FJビル4F |
TEL | 0120-544-453 |