フォモ・ジャパンは、発泡ウレタン・硬質ウレタンフォームをメインに販売する会社です。この記事では、フォモ・ジャパンの概要と、商品の1つのハンディフォームについて紹介します。ハンディフォームの関連商品もまとめて紹介するので、使いやすいウレタンフォーム商品を探している人は、合わせて参考にしてみてください。
フォモ・ジャパンの概要紹介
フォモ・ジャパン株式会社は、1993年7月に設立され、スイスに本拠を置くFLMグループの日本法人としてスタートしました。FLMグループは、世界で初めて1液性硬質ウレタンフォームを商業化した企業であり、その技術力と革新性を背景に、フォモ・ジャパンは日本市場において重要な役割を果たしてきました。
設立以来、フォモ・ジャパンはスイスおよび米国の工場で生産される1液性・2液性ウレタンフォームを日本市場に供給しています。これにより、建築業界を中心に幅広い用途で使用されるウレタンフォーム製品の供給を安定的に行い、日本国内での高い評価を得ています。
ウレタンフォームは、その優れた断熱性や耐久性から、建築材料として非常に重要です。フォモ・ジャパンが供給する製品は、住宅や商業施設の断熱材として使用されるだけでなく、自動車や冷蔵機器などの工業製品にも利用されています。
これにより、省エネルギー効果が期待でき、環境負荷の低減に寄与しています。2016年4月、フォモ・ジャパンはInnovative Chemical Products (ICP) グループの傘下となりました。ICPグループは米国マサチューセッツ州に拠点を置き、化学製品の分野で広範な事業を展開している企業です。
特に、Adhesives & Sealants部門では、接着剤やシーラント製品の開発と供給に注力しており、その高い技術力と信頼性は業界内で広く認知されています。ICPグループの傘下となることで、フォモ・ジャパンはさらに強固な事業基盤を確立しました。
これにより、ICPグループのグローバルなネットワークと資源を活用し、海外市場で実績のある環境負荷の小さい商品を日本市場に導入することが可能となりました。特に、持続可能な社会を目指す上で、環境負荷の小さいウレタンフォームの重要性はますます高まっています。
フォモ・ジャパンが供給するウレタンフォーム製品は、VOC(揮発性有機化合物)排出量が少なく、健康や環境への影響を最小限に抑える設計がなされています。
また、製品のライフサイクル全体を通じて環境への影響を考慮し、再利用やリサイクルが容易な素材選定や製造プロセスが採用されています。フォモ・ジャパンは、これらの環境配慮型製品を通じて、日本市場における環境保護の取り組みを推進しています。
ハンディフォームの特徴
ハンディフォームは、スプレータイプで簡単に使える断熱材です。配管や金具周りの隙間を埋める際に大変便利で、多くの顧客に支持されています。また、窓枠の隙間をハンディフォームを使用して埋めることで、隙間風に悩まされることもありません。
フォモ・ジャパンのハンディフォームの製品ラインナップには「ハンディフォーム #210」「ハンディフォームE84 #2205 / #2605」などの製品があります。ハンディフォームには、1液性硬質ウレタンフォームと2液性ウレタンフォームの2種類があるので、順番に特徴を解説します。
1液性硬質ウレタンフォーム
1液性硬質ウレタンフォームは、1974年にフランツ・ローター・ミチカによってドイツで初めて商業化されました。この革新的なフォームは、必要な原料がひとつの容器に含まれており、混合の手間が省けるため、作業性が大幅に向上しました。
最初は自動車の騒音低減に使用されていましたが、後には住宅のドア周りの充填など、さまざまな用途で広く利用されるようになりました。
2液性硬質ウレタンフォーム
一方、2液性硬質ウレタンフォームは、1970年代初めに欧州で商業化されましたが、正しい比率での混合や扱いの難しさから普及しきれませんでした。しかし、専用ガンの改良などにより作業性が向上し、現在では1液性ウレタンと並んでフォモ・ジャパンの主要商品の一つとして位置づけられています。
ハンディフォーム関連商品を紹介
フォモ・ジャパンは、ハンディフォーム以外にも様々な製品を提供しています。これらの商品を利用することで、より便利にウレタンの充填作業が可能になります。ここでは、商品の一部を見ていきましょう。
ハンディクリーナー
ウレタン作業後に使用するクリーナーです。ハンディフォームのノズルを洗浄できます。ノズル洗浄をすることで、ウレタンの詰まりを予防できます。
1液性硬質ウレタンフォーム用専用ガン
通常のハンディフォームと比較して、狭い隙間までウレタンを充填できる商品です。徹底的に隙間を埋めて断熱効果をあげたい人におすすめです。
1液性硬質ウレタンフォーム用専用ロングガン
こちらは、通常のハンディフォームよりも奥深いところまで届く点が魅力的です。奥深い場所までウレタンの充填が必要な場合には、この商品がおすすめといえます。
ハンディウォーマー
ハンディフォームで用いるウレタンを最適液温まであげるために用いられます。最大10本までまとめて温められます。
まとめ
フォモ・ジャパンは、ウレタンフォームの先駆者であり、革新的な製品を提供する日本法人です。1液性硬質ウレタンフォームは、混合の手間を省き、作業性を向上させました。一方、2液性硬質ウレタンフォームも、専用ガンの改良により、現在では主要商品の一つとして位置づけられています。フォモ・ジャパンは、製品の性能を重視し、顧客のよくある質問に丁寧に答えます。1液性硬質ウレタンフォームは、作業性の向上や信頼性の高さから、幅広い用途で利用されています。ハンディフォーム・ウレタンフォーム商品を探している人は、フォモ・ジャパンの商品について詳しく調べてはいかがでしょうか。
ハンディフォーム(フォモ・ジャパン)の基本情報
会社名 | フォモ・ジャパン株式会社 |
住所 | 〒231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通4-40 403室 |
電話番号 | 045-900-2825 |