Baubio-断熱Nは、多様な性能を兼ね備えた防火外張り断熱材です。燃えない断熱材により、大切な住まいを守ってくれます。また、湿気も臭いもシャットアウトできるので、快適空間を実現させることが可能です。この記事では、Baubio-断熱Nの特徴を詳しく紹介しますので、参考にしてみてください。
燃えない断熱材で大切な住まいを守る
Baubio-断熱Nは、防火性・耐久性・断熱性など、多様な機能を兼ね備えた断熱材です。防火構造・準耐火構造認定を取得したBaubio-断熱Nが、住まいを外から包みます。外装材との組み合わせにより、準耐火構造および防耐火構造認定を取得しているのです。
無機材料なので、燃えることはなく、有害ガスが発生することもありません。
Baubioとは
建築のBauと生命のBioからなる、ドイツ語の建築生態学に由来します。日本インシュレーションが目指す、地球環境に適合した健康な家のための建材作りにもっとも適している言葉であるため、シリーズ名に採用しているのです。
外張壁断熱と準耐火構造
Baubio-断熱Nを壁の断熱材に使用する場合は、壁倍率0.6倍を指定することで、筋交いを軽減させることが可能です。
小屋裏断熱
Baubio-断熱Nを屋根の断熱材に使用する場合は、野地板に敷くだけの簡単な施工です。無機材なので、屋根の過激な温度変化にも耐え、構造体の耐久性を向上させることにも貢献します。
Baubio-断熱Nを小屋根から垂木の間に留めつけて耐熱工事を行うと、温度変化が小さくなり、相対湿度は一定の水準で変化が抑制されるのです。さらに耐火性・耐久性・断熱性という多様な機能を兼ね備えた防火外張り断熱材により、住まいを外から安全で包めます。
床断熱
Baubio-断熱Nを床の断熱材に使用する場合は、床根太間に納める構造になります。無機材なので、グラスウールのように、カビやヤセなどの発生がありません。無機材料なので湿度の変化や経年劣化も少ないでしょう。
とにかく火に強い
1000度で3時間の加熱にも耐える、耐熱性の高いケイ酸カルシウム材であるゾノトライトを独自の製法で開発しました。非住宅での建築やプラント事業で耐火断熱材料を製造してきた技術を活かし、住宅断熱調湿材の販売を開始したのです。
ゾノトライトは、ケイ素とカルシウムを高温高圧下で反応させて製造させます。熱に強いといわれるケイ素カリキュラムの中でも、とにかく熱に強い素材です。どんな状況になっても絶対に燃えることはなく、火災に安全な家づくりに貢献しています。
湿気も臭いもシャットアウト! 快適空間を実現
カビや湿気など、臭いがこもって困っている方もいるのではないでしょうか。Baubio-断熱Nは、湿気も臭いもシャットアウトすることも可能です。調湿性・耐火性・断熱性をもつ無機成形板を効果的に用いることで、快適空間が実現します。
湿気や臭気を透過
Baubio-断熱Nは、壁体内の湿気や臭気を外に放出します。室内とBaubio-断熱N表面の間に蒸気圧差や濃度差が生じた場合、吸湿・放湿・透過を連続的に繰り返すことで、湿気や臭気が室内から屋外へと透過していく仕組みです。
そのため、躯体の耐久性の向上にもつながります。また、調湿作用により、室内の湿度変化を抑制する効果も期待できるのです。素材が多孔質であるため、湿気によるカビの発生や、温度変化による形状変化も起きにくいという特徴もあります。
外部の熱を遮断
Baubio-断熱Nは、吸放湿機能がある断熱材です。Baubio-断熱Nの外側に通気層を確保することで、屋根の熱が天井内にも伝わりにくくなります。新築住宅はもちろんのこと、リフォームやリノベーションの際には、既設の壁に増し貼りすることで、断熱補強にもなるのです。
仕上げは吹付けタイルにより、簡単に施工できます。
自然素材
Baubio-断熱Nは、揮発性有機化合物を一切含まない、シックハウスの法規制対象外です。体に優しく、安心して住める家づくりが実現します。化学物質を家に取り入れたくない場合でも、断熱・耐火・調湿性能を高められるのです。
ただし、24時間換気設備を省略する場合には、ホルムアルデヒドの濃度を一定の数値以下に保てるようにする必要があります。
外張り断熱で熱橋を作らない
Baubio-断熱Nは、ボード形状になっているので、外張工法で熱橋を作らない構造にすることが可能です。ほかの製品と比較しても、優れた断熱性を有しています。とくに土壁と比較すると、Baubio-断熱Nは10倍以上の断熱性能を誇る断熱材。
防火上のウイークポイントにも有効です。通気層からの火炎進入を防ぎ、外装材が剥落しても問題ありません。
まとめ
ここまで、Baubio-断熱Nの特徴を紹介しました。Baubio-断熱Nは、火に強く1000度の日にも3時間耐えられる耐火性と断熱性が特徴です。防火性や耐火性に加え、経年変化も少なく、カビの発生や温度変化による形状変化も起きにくくなっています。
シックハウス法規制対象外なので、安心して住める家づくりが実現するでしょう。またBaubio-断熱Nは、新築住宅はもちろんのこと、リフォームやリノベーションにも最適です。既設壁に増し貼りすることで断熱補強にもなり、仕上げは吹き付けタイルにより簡単に施工することが可能です。
断熱材選びは、素材選びが重要
快適なマイホームにするため欠かせないのが、断熱性や気密性といった住宅性能です。さまざまなメーカーから多種多様な断熱材が提案されていますが、はたしてどれが良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
断熱材には大きく分けてもグラスウールなどの「無機繊維系」や、セルロースファイバーなどの「木質繊維系」。さらに羊毛などの「天然素材系」や、ポリスチレンフォームなどの「発泡プラスチック系」があり、性能や価格はもちろん特徴もそれぞれ異なります。
そのため選び方としては、生活スタイルや家族の希望、お住まいのエリアの気候に沿うかたちがベターでしょう。ただ1種類おすすめするとすれば、自然素材独自の調湿性能・吸音性・防音性を備えた『木質繊維系』の断熱材を推したいです。とくに身体や環境に優しい家にしたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。
Baubio-断熱N(日本インシュレーション)の基本情報
会社名 | 日本インシュレーション株式会社 |
住所 | 〒501-0232 岐阜県瑞穂市野田新田字北沼4064-1 |