ホームセンターの材料だけでできる?断熱DIYの可能性

公開日:2025/07/15
ホームセンターの材料だけでできる?断熱DIYの可能性

住まいの断熱は、専門業者に頼むのが一般的ですが、費用を抑えたい方の中には「ホームセンターの商品だけでDIYできないか」と考える方もいるでしょう。果たして市販の材料だけで、効果的な断熱は可能なのでしょうか。この記事では、ホームセンターで手に入る材料を使った断熱DIYの可能性や注意点についてご紹介します。

DIYって何?自分の手で暮らしをつくるという選択

DIYとは「Do It Yourself」の略で、専門の業者に頼らず、自分の手で物を作ったり、修理したり、装飾したりすることの総称です。たとえば、簡単な棚を作ったり、家具を塗り直したり、古くなったものをリメイク・リサイクルして再利用するなど、その内容は非常に幅広くなっています。

近年ではこのDIYが多くの人に親しまれるようになり、ホームセンターやネットショップにも専用コーナーが設けられ、テレビ番組でも特集が組まれるなど、ひとつの文化として定着しつつあります。

趣味として楽しむだけでなく、環境に配慮した暮らしの工夫としても注目されており、廃材を活用することでゴミの削減にも繋がるといったメリットもあります。

既製品では得られないオリジナリティーを形にできること、自分の生活にぴったり合うものを自分でつくれること、そして手間をかけることで生まれるモノへの愛着、それがDIYの魅力です。

ホームセンター商品でできる?住まいの断熱DIYに挑戦してみよう

冬の寒さや夏の暑さをやわらげるために、住まいの断熱は重要です。専門業者に依頼する方法が一般的ですが、実はホームセンターなどで手に入る材料を使って、自分で断熱対策を施すことも可能です。ここでは、初心者でも取り組みやすい断熱DIYの具体例を、場所ごとに紹介します。

窓まわりから始める手軽な断熱対策

住まいの中で、もっとも熱の出入りが多い場所のひとつが「窓」です。そのため、断熱DIY初心者には窓からの対策をおすすめします。中でも簡単に始められるのが、ハニカムシェードと呼ばれるブラインドの設置です。

ハニカムシェードは、横から見ると段ボールのような六角構造になっていて、その空気層が断熱・遮熱の効果を発揮します。遮光タイプや開閉のスタイルもさまざまで、好みに合わせて選べるのも魅力です。

とくに、カーテンレールに取り付けるタイプや、つっぱり棒で設置できるタイプを選べば、壁に穴を開ける必要がなく、賃貸住宅でも安心して使えます。デザイン性も高く、機能と見た目の両立が可能です。

玄関まわりも工夫次第でしっかり断熱

玄関もまた、外気の影響を受けやすい場所です。ドアの開閉時に空気が出入りするだけでなく、ドア自体からも熱が逃げたり入ってきたりします。断熱対策としておすすめなのが、玄関ドアの内側に断熱材を貼る方法です。

断熱材は、ドアノブやドアクローザーを避けてカットし、磁石で貼り付けます。その際、金属製の「メンディングプレート」を断熱材に刺すことで磁石との接着が可能になります。さらに見た目を整えるため、仕上げ材としてビニル床シートを上から貼れば、見た目もスッキリします。

かかった費用はおよそ5,000円程度と、比較的安価です。また、古いドアに隙間がある場合は、100円ショップで手に入る「モヘアシール」で隙間を埋めることで、気密性が大きく向上します。

床の上に敷くだけでできる断熱アイデア

床の断熱と聞くと、大がかりなリフォームを想像しがちですが、実はもっと手軽な方法があります。それが、既存の床の上に木材のタイルを敷き詰めるだけのDIYです。市販されているウッドタイルを部屋の大きさに合わせて敷くだけで、足元の冷えを軽減でき、断熱性もアップします

タイルの端部分は部屋の形に合わせてカットする必要がありますが、難しい場合はあえて隙間を残し、そこに砂利や別素材を敷いても構いません。

自然素材のウッドタイルを選べば、裸足で歩いても気持ちよく、見た目にも温かみがあります。さらに効果を高めたい場合は、タイルの下に薄手の断熱材を敷くことで、より一層の快適さが期待できます。

楽しく始めて無理なく進める!安心・安全な断熱DIYのすすめ

住まいの断熱DIYは、工夫次第で手軽に始められる上に、快適な暮らしにもつながる魅力的な取り組みです。ただし、安全面への配慮は欠かせません。道具の使い方や作業環境に注意しながら、楽しんで作業を進めることが大切です。

作業中の安全を意識して、楽しくDIYに取り組もう

断熱DIYは、自分で工夫しながら住まいを快適にできる魅力的な作業ですが、道具を使う以上、ケガのリスクも伴います。カッターやハサミなどの鋭利な道具を扱う際は、必ず手袋を着用し、手元をしっかり確認しながら作業を行いましょう。

また、脚立や椅子に乗っての高所作業を行う場合は、足場が安定しているかを確認し、転倒の危険がないよう注意が必要です。DIYは「楽しみながら」進めることが基本ですが、その楽しさを長く続けるためにも、安全に気を配りながら作業することを忘れないようにしましょう。

自分でできないと感じたら、専門業者に頼る

断熱DIYには手軽にできる方法も多くありますが、作業の内容によっては、思った以上に手間や技術が必要なこともあります。「自分でやるのは難しそう」と感じたときは、無理をせず、プロに依頼する判断も大切です。

専門業者であれば、断熱材の選定から施工までを効率よく、確実に進めてくれます。また、仕上がりも美しく、断熱効果もしっかり期待できるのがメリットです。

自分でできる範囲は楽しみながら取り組み、難しい部分は無理をせずプロの手を借りることで、住まい全体をバランスよく快適にすることができます。

まとめ

住まいをより快適に整える手段として、断熱DIYは手軽さと楽しさを兼ね備えた魅力的な選択肢です。道具や材料はホームセンターなどで手に入り、工夫次第で自分らしい空間づくりができます。ただし、安全への配慮と無理をしない心がけも大切です。自分の手で暮らしを整える喜びを感じながら、できる範囲で楽しく進めていきましょう。難しい部分は専門家の力を借りることもひとつの方法です。

               

【ジャンル別】住宅用断熱材

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イメージ
引用元:https://www.germanhouse.co.jp/gutexjapan/

引用元:https://www.decos.co.jp/cellulose

引用元:https://www.pinalform.jp/

引用元:https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/insulation/jneoma/index.html

引用元:https://www.isover.co.jp/

引用元:https://www.itnjapan.com/

引用元:https://www.n-aqua.jp/products/aquaform/
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